【きょうの大好き】「カムカムエヴリバディ」結末は予想どおり?るいは?ひなたはどうなるの?

2022年4月9日。2021年11月から始まったNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」が感動のフィナーレを迎えました。

わたしはひなた編が始まったとき、その展開に物足りなさを感じて仕方がなかったんです。

しかし最終回まで見終って、そんな気持ちはどこかへいってしまった!

物足りない気持ちはどこへ?というくらい満足感でいっぱいに!

その訳は?

ドラマの中のみんなが幸せになったから。

そしてわたしがこうなってほしい!!と思っていた展開に近かったから!

 

わたしは以前に書いた記事【きょうの大好き】NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ひなた編がつまらない?3つの理由とはのまとめでこれからの展開に期待すること4つを挙げました。

 

その1・ひなたが人生の目標を見つけてほしいなあ

その2・そしてなにかのきっかけで、英語を学ぶようになるといいなあ

その3・錠一郎のカッコいい姿がみたいなあ

その4・るいが母、安子と再会するといいなあ

 

なんと!最終回までに、これらがほぼ期待通りになる展開なったのです!ここからはわたしが「よかった!」思った展開をピックアップしながら、ドラマの結末までをお話します!

※最終回までの放送のネタバレがあります。ご注意ください。

引用はすべて【きょうの大好き】NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ひなた編がつまらない?3つの理由とはからのものです。

ひなたが人生の目標を見つけて、よかった!

大好きな映画村ではたらく

残念ながら、ひなたは「ミス条映」のオーディションには合格できませんでした。しかしベテランの大部屋俳優、伴虚無蔵(ばんきょむぞう)に声を掛けられ条映映画村でアルバイトをはじめます。

そして高校卒業後に映画村に就職。大好きな時代劇に関わる仕事をするようになるひなた。やっとひなたの人生が生き生きと動き始めます。ひなたが人生の目標を見つけて、よかった!

五十嵐との関係は?

五十嵐の仕事ぶりをみているうちに、五十嵐のことが気になるひなた。五十嵐もひなたを気に掛けていなあ、なんて。しだいに見ているこちらにも伝わるようになります。

五十嵐がはじめて映画で名前のある役をもらったころ、ふたりは急に忙しくなり、すれ違うことが多くなります。会えないことでひかれあっていることに気がつく五十嵐とひなた。

完成した映画を見に行ったり、ひなたの家族と食事をするうちにだんだんとふたりの距離は近づいていきます。

突然の別れ

五十嵐とひなたが付き合って7年。そのころ時代劇の人気が低迷。映画村を訪れる客も減少していました。ひなたは五十嵐をはじめ大部屋俳優と映画村の力になりたいと考えます。

そして大部屋俳優が客を驚かせるお化け屋敷を企画。これを成功させます。しかし五十嵐は時代劇俳優としての仕事ができないことに苛立ちを隠せません。

ついに酔った勢いで時代劇スターの星川に暴言を連発。それが原因で時代劇に出演できなくなります。俳優を辞める決心をした五十嵐。俳優を続けるよう励ますひなたを突き放すように、五十嵐はひなたに別れを告げるでした。

ひなたが再び英語を学ぶようになって、よかった!

別れを選んだふたりに自分たちの過去を重ねた錠一郎とるいは、五十嵐とひなたをそれぞれが元気づけます。

ふたたび仕事に打ち込み始めたひなた。映画村に外国人観光客を呼び込むために英語を学ぼうと決意します。ひなたが再び英語を学ぶようになって、よかった!

ひなたと英語学習

ひなたは語学学校へ通って英語を学んだり、学習に英語の聞き流し教材をとりいれようと考えたりと奮闘します。しかし上達を実感できませんでした。

その年のクリスマスイヴ。るいのおじである算太が突然るいを訪ねてきます。

映画村にやってくる振付師としての算太と顔見知りだったひなた。その算太が大伯父(おおおじ)と知り、とても驚きそして母が岡山出身であることを初めて知ります。

その翌日、算太は突然倒れ、大月家で息をひきとります。算太は入院していた病院を抜け出して、るいに会いに来たのでした。

ひなたは翌年の夏、家族とともに岡山を訪れます。算太の納骨のためでしたが、るいの育った雉真家も尋ねました。

そしてひなたは雉真家のるいの部屋で、古い英語のテキストを見つけます。それは安子とるいが毎日欠かさず聴いたラジオ講座のテキストでした。

それを見たひなたは、あらためて毎日少しずつ学ぶことの大切さに気づくのでした。

京都にもどったひなたは、毎朝ラジオ講座を聴き、さらに録音もして繰り返し毎日学ぶようになります。そうしてひなたは少しずつ、確実に英語を身につけていきます。

ひなたにチャンスが訪れる

地道に英語を学んできたひなたについにチャンスが巡ってきます。映画村でハリウッド映画の撮影がおこなわれることになり、視察団のガイドをすることになったのです。

ひなたは日系人のキャスティングディレクター、アニー・ヒラカワに声をかけられます。

アニーは見事に英語を話すひなたが、ラジオで英語を学んでいることに驚きます。そして地道に英語を学ぶひなたを励ますのでした。

五十嵐との再会

ハリウッド映画の日本人キャストのオーディションも映画村でおこなわれることになりました。アクション監督として道場に現れたのは、10年前に別れた五十嵐でした。

10年前に別れた恋人との予期せぬ再会に動揺を隠せないひなた。ひなたはかつて五十嵐を元気づけていた回転焼きをハリウッドのスタッフに差し入れます。

その晩、五十嵐はひなたを飲みに誘います。。五十嵐はひなたが目標を見つけ真っすぐに歩んでいることを知り、自分も映画のスタッフ、デイジーとの結婚をひなたにうちあけるのでした。

五十嵐とひなたは、わたしの予想に反して結ばれることはありませんでした。残念!!

さらに五十嵐が英語がベラベラならおもしろいのになあ……。

これもはずれ。五十嵐はそれほど英語は得意ではないようです。

錠一郎が音楽活動を再開して、よかった!

ひなたはある日、英語の聞き流し教材を聴くためにCDプレーヤーを探していました。それを知った弟桃太郎は、ひなたの友人、小夜ちゃんの結婚相手、吉之丞(きちのじょう)の店「あかにし」からCDプレーヤーを盗んできます。

初恋の相手を吉之丞に取られた腹いせでした。それを知ったひなたは桃太郎をせめ、けんかになってしまいます。

そんなふたりの前にトランペットを手にした錠一郎があらわれます。ふたりはどうして父がトランペットを持ってきたのか分かりません。

錠一郎はトランペットを吹きます。しかしうまく音がでません。錠一郎は自分がかつてトランペッターだったことを子ども達に告白します。

原因不明の病気で吹けなくなってからも、定期的にトライしてきたこと。何度チャレンジしても吹けるようにはならなかったこと。そのつらさを話します。

ひなたと桃太郎はけんかも忘れて、父の話に聞き入ります。

結局錠一郎は、昔のようにトランペットを吹けるようにはなりませんでした。しかしのちにトミーのバンドにピアニストとして参加することに。

それには、るいのある決心が関わっているのですが……。それはまたのちほどお話します。

もういちどあのカッコいい錠一郎がみたい!ひなたにもみせてあげたいよ!!

錠一郎が音楽活動を再開して、よかった!

そう、わたしたちはもういちど、錠一郎が楽器を演奏するカッコいい姿に出会うことができるのです!

るいが安子と再会して、よかった!

るいの決心

クリスマスイブ、突然るいに会いに来た算太。死の間際るいに手渡したのは古い2冊の通帳。それは実家の和菓子屋「たちばな」の再建のために安子がためたものでした。

算太の納骨のため翌年の夏、大月家は岡山へ。そして雉真家を訪れます。るいは、おば雪衣から当時の安子の思いを聞いたのでした。

母は実家の和菓子屋の再建に必死だっただけ。大阪へ行ったのも通帳を持ち出した算太を追うためで、ロバートに会いにいったのではないのだと。るいはこのとき母に捨てられたのではないことを知ったのでした。

そして終戦の日。神社で出会った父の(まぼろし)にも励まされ、ついにるいは母を探すためにアメリカに行く決心をします。

母を探しに

ある日錠一郎がトランペッターのトミーを連れてかえってきます。錠一郎はトミーのバンドにピアニストとして参加すると家族に打ち明けます。

トミーのバンドメンバーとしてアメリカにいく。その時には必ず、るいも連れて行くと。

やがてその時がやってきます。トミーのバンドのアメリカツアーに錠一郎が参加することになったのです。

るいは錠一郎のマネージャーとしてアメリカへいき、母の手掛かりを探しますが、なんの手掛かりもつかめませんでした。

あんこのおまじない

実はそのころ、ひなたはハリウッド映画のスタッフに回転焼きを差し入れていたのでした。

差し入れの回転焼きを口にしたアニー・ヒラカワ。何かに気づいたアニーは、翌日ひなたに回転焼きについて尋ねます。

どうしてそんなに美味しいのか?

その秘訣(ひけつ)が、ある「おまじない」であるとを聞き、アニーはひどく動揺します。そして突然その場から立ち去ってしまいます。……アニーはもしかして、”あんこのおまじない”を知っているの??

そのころ岡山にいた錠一郎は、クリスマスジャズフェスティバルへの出演依頼をうけます。会場は、錠一郎がはじめてジャズに出会った場所。

アメリカツアーでも見事な歌を披露していたるいに、錠一郎はフェスティバルで歌うことを勧めます。

ひなたの道を

クリスマスジャズフェスティバルの前日、ひなたはアニーと甥(おい)のジョージをフェスティバルに招待していました。

しかし当日アニーは完成した映画のPRのためラジオに出演をしていました。控室で出番を待つ間、ひなた達は家族でその番組を聴くことにしました。

はじめは通訳と介して話していたアニーでしたが、自分の過去の話をはじめると、なぜだか突然日本語に。

不思議に思いながら聴いていたるいは、ハッとします。

なんとアニーが話しているのは自分のこと。るいはアニーが母、安子であることを知ったのでした。

それに気づいたひなたはアニーを岡山にの会場まで連れてこようと、あちこちに電話をします。

ついにアメリカに帰るとわかり、空港まで探しにいきます。しかしたどりついても会うことができず、ひなたは消沈して会場に戻ります。

するとアニーは会場まえにたたずんでいました。ひなたは逃げるアニーを追いかけて会場に連れ戻します。

「On the Sunny Side of the Street」は大切な思い出の歌。この歌を母に届けたい!

るいは額の古い傷跡が見えるように前髪をあげます。ありのままの姿を母に見てもらいたかったのかしら。

母を思って「On the Sunny Side of the Street」を歌うるい。

すると突然の目の前の扉から、母が現れます。

るいは歌うのをやめて母に近づき

「I Love you」と。

感極まって抱き合うふたり。

遠い昔、前髪をあげて「I hate you」と言って母を拒絶したるい。

あの時の光景がリンクして涙があふれてきました。

るいが安子と再会して、本当によかった!

〈おまけ〉ひなたと少年の関係が深まって、よかった!

ひなたが小学生の時、映画村で出会った少年。その少年と英語で話がしたくて、ひなたはラジオの英語講座を聴きはじめます。

しかしひなたは途中で学習をやめてしまって、帰国する少年とほとんど会話をすることが出来ないまま、別れてしまいました。わたしは以前の記事で、

少年の父親がロバートとか。もしかしたら、少年の父の母親が安子なら……。なんて考えてもみましたが、これは少し深読みでしょうか?

と書きました。たしかにこれは深読みで、予想ははずれてしまいました。しかしあの少年はひなたの人生と深く関わることになるのです。

あのクリスマスジャズフェスティバルから10年後。ひなたは映画村の仕事のほかに、ラジオ英語講座の講師をつとめていました。一緒に番組をすすめていたパートナーは、アメリカ人のウィリアム・ローレンス。

ある日ひなたは映画村で偶然ウィリアムと出会います。その時ウィリアムが落としたのは、ひなたが幼い日、拾って少年に届けた手裏剣のキーホルダー(ストラップ?)だったのです!!ひなたはあの少年がウィリアムだと気づきます。

ウィリアムはひなたに自分をニックネームで呼ぶよう声をかけます。するとひなたは、ウィリアムを自宅に誘います。うん、ふたりともいい雰囲気!!なんだかうまくいきそうです。

このままふたりの仲が深まっていくといいな。と思ったところで、物語は幕をとじます。

ああ、この続きがみたい!!

まとめ

ひなたの道を歩いていれば未来はきっと輝く。

希望を捨てずに前をみて進んで行けばきっと幸せが訪れる。そんなすてきなメッセージが込められた作品。

娘を思いひたむきに生きた安子。夫を支えながら前を向いて歩んだるい。大好きな時代劇のために自分を磨き続けるひなた。

3人が再び集い、それぞれの人生がひとつになった時、3人がひなたの道の先の、輝いた場所にたどり着いたんだ!そう思って感極まって泣いてしまいました。

本当に大団円!!キラキラとまぶしい結末でした!!

 

 

 

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