【再演】プレミア音楽朗読劇VOICARION「スプーンの盾」感想
2023年12月10日、プレミア音楽朗読劇VOICARION「スプーンの盾」昼公演を観に行きました!
大好きなVOICARIONのもう一度観たかった作品がついに再演!ということで、気合いが入ります!
これまでも藤沢朗読劇について何回か書いてきました。この演目も観るのは今回で2度目。前回観た後も感想を書いているし。
もう語りつくした感じもあるのですが、観たら何かを書きたくなってしまう。それほど魅力的な作品です。
本公演は藤沢朗読劇で最長の1ヶ月公演となっています!(東京にて12月7日〜30日、大阪にて1月5日〜7日)
これから観るかたもいると思いますので、ストーリーのネタバレなしでお伝えしていきます。
※ただし、一部ネタバレと思われる箇所がありますのでご注意ください。
「スプーンの盾」とは?
主人公はアントナン・カレーム。フランスの料理人でのちに「シェフの帝王」と呼ばれる人物です。
ナポレオンの腹心、タレーランはカレームの才能を見出し「料理外交」の舞台へと駆り出します。
果たして「料理で人々を笑顔にしたい」と願うカレームの思いは、為政者の心に届くのでしょうか?
「スプーンの盾」キャストの魅力をご紹介!
ここからは、わたしが鑑賞した12月10日昼公演のキャストの魅力をご紹介します。(小見出しの敬称は省略させていただきます。)
アントナン・カレーム/福山潤
福山さんのカレームは優しさと強さが同居するしっかり者。料理に関してひたむきで妥協がありません。強い気持ち、まっすぐな思いが伝わる演技に感動しました。
ナポレオン・ボナパルト/立木文彦
立木さんのナポレオンは一見、愛嬌のある田舎者。しかし戦場に出れば誰よりも有能な指揮官となる。かわいらしさと粗暴さ、そして賢さが入れ替わり現れるところがステキです。
マリー・グージュ/日笠陽子
日笠さんのマリーは芯の通った女性。冷静に物事を判断し的確に行動できる人。カレームの助手として彼を支え、静かに彼を想う姿に心を震わせました。
モーリス・ド・タレーラン/諏訪部順一
諏訪部さんのタレーランは聡明で冷静沈着。一見冷たい人に見えますが、祖国を愛する熱い心の持ち主です。相反するふたつの顔を持つキャラクターを魅力的に演じていて、目が離せませんでした。
「スプーンの盾」は演奏も魅力的!
VOICARIONは朗読陣と演奏家たちの掛け合いも魅力です。朗読する演者は音楽に合わせて声を当てていくのだといいます。
曲の盛り上がりにセリフがうまく乗るようにしているなんて。演者も楽団も、どちらも高いスキルが必要なんだと思います。
この日の演奏家の皆さんです。(敬称は省略させていただきます。)
ピアノ……………斎藤 龍
ヴァイオリン……橋森ゆう希
チェロ……………松本エル
フルート…………久保 順
パーカッション …山下由紀子
詳しい経歴はこちらから
一流の演奏家の皆さんと第一線で活躍する朗読陣。それぞれの才能が掛け合わさってステキな舞台が作られているのです。
さいごに
今回の公演はVOICARIONシリーズ最多の全46公演。これだけの公演数があるので、わたしは2024年1月の大阪公演も観劇すると決めました。しかし先日キャストの交代が発表され、チケットを入手した時とは違う組み合わせとなってしまいました。
やむを得ない事情があるのですが、とても残念です。でも「がっかりしていたらもったいない!」のかもしれません。大勢のキャストがさまざまな組み合わせで演じるのがVOICARIONの魅力!きっと大阪公演でもその醍醐味を味わえると期待しています!
プレミア音楽朗読劇VOICARION「スプーンの盾」の公演情報はこちらから。チケット情報など気になる方はぜひご覧ください。また「スプーンの盾」前回2022年の公演についても感想を書きました。よろしければこちらもご覧ください。
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