【小説ネタバレ】YOASOBI「大正浪漫」歌詞だけではわからないストーリーとは?

※ここからは小説「大正ロマンス」のネタバレがあります。ご注意ください。

 

 

わたしが聴いた初めてのYOASOBIの曲は「怪物」。その後「夜に駆ける」「群青」と聴いているうちに、新曲が出るのを楽しみに待つようになりました。

 

「大正浪漫」を聴いて

そんな時にであったのが「大正浪漫」でした。わたしは子どもの頃「はいからさんが通る」をテレビアニメやマンガで楽しんでいた世代。それから現在まで大正時代にはなんとなく憧れのようなものを持ち続けています。

 

 

「大正浪漫」は憧れがそのままタイトルになった曲。迷うことなく、さっそく聴くことにしました。

 

 

聴いてみて驚きました。まるで物語を読んでいるような歌詞。歌詞の内容があっという間に映像になって頭の中を駆け抜けます。もう一目惚れです!!

 

さっそくPVもみました。レトロでスピード感のあるアニメーション。とてもきれい!!ときどき動画に映し出される文字をみて、なんとなく世界観を想像してみました。

YOASOBI「大正浪漫」teaser

https://youtu.be/3XRyAalPrhc

 

YOASOBI「大正浪漫」Official Music Video

https://youtu.be/wJQ9ig_d8yY

 

でも何回か聴いていると疑問も生まれました。

 

1.ふたりが文通するようになったきっかけは?

 

2.ふたりはどんな風に手紙のやり取りをしているのだろう?手紙はどうやって届くの?

 

3.大正時代の子が「最後の手紙」を書いたのはいつなのか?

 

 

そうそう。YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」。小説のほうも読んでみることにします。

 

「大正ロマンス」を読んで解決した3つの疑問

小説のタイトルは「大正ロマンス」作者はNATSUMIさん。この作品はmonogatari.comで読むことができます。https://monogatary.com/episode/78170

 

わたしは「大正ロマンス」を読んで、先ほど挙げた3つの疑問を無事解決することができました。これから皆さんにもお話したいと思います。

 

 

 

 

ふたりが文通するようになったきっかけは?

 

登場人物は大正時代の女の子、千代子。そして2023年を生きる中学生、時翔(ときと)。

 

ふたりが時をこえて文通をはじめたきっかけは、千代子が書いた箇条書きの文章。千代子はそこに想像で書いた100年後の東京の街並みや文明について記しました。

 

しかし千代子が席を外した間に文書は消えていました。なぜかその紙は100年の時をこえての時翔の机の上にのっていたのです。

 

 

ふたりはどんな風に手紙のやり取りをしているの?手紙はどうやって届くの?

 

千代子が書いたメモがなぜ時翔の勉強机にのっていたのかはわかりません。時翔はその紙に書かれた内容をみて、おもしろくなりました。見事にいまの世の中にあるものを言い当てていたからです。

 

そしてその紙の裏に千代子の想像の答え合わせのようなものを書いて、机に置いたままにしました。するといつの間にかその紙が千代子の元に届いていたというのです。

 

お互いに相手に興味をもったふたり。千代子と時翔は手紙が届く仕組みがわからないまま文通をつづけます。

 

手紙は書いてからちょうど10日で相手に届きます。そしていつしかふたりは恋をして「会いたい」と思うようになります。

 

 

大正時代の子が「最後の手紙」を書いたのはいつなのか?

 

時翔は夏休み「関東大震災から100年」というニュースを聞きます。そして100年前に暮らす千代子の身に迫る危機を知ってしまいます。

 

 

書いてから10日で届く手紙。地震が起きるのは9月1日。きっと間に合うはず。

 

 

時翔は「東京に大地震がくるから、大切な人と一緒に逃げるように」と手紙を書きます。しかしいくら待っても千代子から返事はきません。

 

 

そして時は過ぎ、時翔は高校生になりました。 ある日高校で仲良くなった友達の家に遊びに行きます。

 

 

そこで迎えてくれた友達の祖父から 手紙を受け取ります。そこには見覚えのある文字。千代子の字です。友達の祖父は千代子の息子だったのでした。

 

 

千代子はあの日をこえて80歳に。 死を目前にして書いた手紙を息子に託したのでした。息子が時翔に会えることを信じて。

 

 

「大正ロマンス」を読んで、やっと物語の結末がわかりました。時をこえたふたりの変わらぬ愛が胸にしみました。

 

 

 

まとめ

 

わたしが最近好きなアーティストはYOASOBI。

 

 

「大正浪漫」はまるで物語を読んでいるような歌詞!歌詞の内容があっという間に映像になって頭の中を駆け抜けます。

 

 

でも何回か聴いていると3つの疑問が生まれました。

 

 

しかしYOASOBIは「小説を音楽にするユニット」。小説「大正ロマンス」を読んでみると疑問を無事解決することができました。

 

 

わたしは、Ayaseさんの書く歌詞が大好きです。小説の世界観をすてきに再現しています!そしてikuraさんのまあるく包み込むような優しい歌声もすてきです。

 

 

これからもYOASOBIの生み出す音楽をたのしみにしています!!

 

 

YOASOBIオフィシャルサイト

 

https://www.yoasobi-music.jp/

 

 

 

 

 

 

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